「財界」2020.10. 21号

「仕事は人格」

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

情報管理体制は万全であろうか? 

セキュリティシステムやハード面だけにどれだけ注力しても、それを運用する人間の教育と管理の

徹底した並行対策が行われない限り情報の漏洩は絶対に防げない。その危険から企業や人を

守るためには、ハード面だけでなく〝ソフト面〞すなわち「人」の教育と管理の追求が最重要にして

不可欠である。

人の心のひ・だ・ にまで届く関係、組織を誇るのがシステムセンターである。

社員一人ひとりが職場は「人生の道場」「仕事は人格」という認識を強く実感。お互い切磋琢磨し

パワーがよりふくらむゆえに、盤ばん根こん錯さく節せつをものりこえて解決していく利器として、

組織力、人間力をもつ。

「職場は〝受け身〞の場ではない。自ら自己を〝成長〞させる場。自己の創造は生き方の追求から

生まれる。そういう根本、人の最も基本であるものを大切にできる組織にしたい」(髙松氏)

こうしたトップの志向を深きところにある根とし、幹は成長、葉は繁る。同社はそういう会社である。

「財界」2020. 10. 7号

覚悟

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

世界経済には産業構造作り替えの大波が押し寄せている。しかし、こうした時代の流れを見つつも独立独歩、自助努力の効く会社にしようと精魂を傾けてきた髙松氏。

その基盤を一言で言えば、髙松氏の「自分にも他人にも決して嘘をつかない」という精神が会社の根幹として脈々と根付いていることである。

取引先に対し正直な対応をするという事から非常に大きな信頼を得、安心感を与える事により仕事の依頼が増えていく。

その半面、相手が取引先であっても自分が正直な姿勢を貫いているという確固たる信念の下、決しておもねる事なく守るべき一線を頑なに守ることにより取引先との真剣味ある絆を維持している。

ともすれば取引先の意向に押しつぶされていく企業が多い中で、同社が健全な経営を押し進めている原動力がここにある。

「何事も中途半端はだめ。真剣勝負。商いの切っ先はどこまでも鋭く、深く。ここぞと見極めたら間髪を容れずふみこむ。ここで必要になるのが経営者の〝覚悟〞です」(髙松氏)