「財界」2024. 10. 23号

『他のせいにしない』

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

1986年3月の設立時から意識改革運動がすでに始まっていたシステムセンター。

37年目の今も「まだまだ道半ば。これからどんどん改革を進め企業存続の限り永遠に改革は続く」

というスタンスを崩さない同社。

この数年、流通業界のみならず外食、繊維・アパレル、日用品雑貨、電気代など

様々なものの値上がりが続いた。値上がりはいったんは消費者の気持ちがはなれる事もある。

さらに給料アップが追いつかない現実。

コンピューター業界も同じで一人ひとりの高い技術力と〝人間力〞をいかに高め追求するかが

明暗を分ける。

単にマニュアルに頼るのではなく自分の体験として汗をかき、恥もかき、涙し、足をつらせ、

腹も立ち、苦しみもがき……。

「『虎の巻』は自分で汗をかき自分でつくれ!!

そうすれば自然と不振の原因を他のせいにしない組織体質ができ上がっていく」

と喝破する髙松氏。そして愚直にまっすぐに社内に呼びかけ続ける。

そんな背中からは一日一日を勝負していく組織力の強さと信頼がハッキリと見えてくる。

「財界」2024. 10. 9号

努力は無限

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

「信念の人」「夢は広がる」――この二つの言葉を真剣に実践する経営者、

それがシステムセンターの髙松氏だ。

本社を名古屋市中区栄のど真ん中に配し、立ち上げ当時の経営のきびしい時代をも戦闘的に

乗りこえてきた。

設立以来、効率的な経営を心がけ、売上増とコストダウンの攻めと守りを同時に行う経営に

絶妙の冴えを発揮してきた。

「才能は有限だ。しかし努力は無限だ」という言葉を自ら拳々服膺している。

また、常に高い意識を持ち社会や社員にできるだけ近づく。つまり痛みが判り、思いやりを持ち、

勝ち負けよりも、あるいは損得よりも、社会と人にとって何が是か非かを常に自問する。

「人」を大切にし「礼」に報いる「心」の経営を徹底的に貫いてきた。

結果、社員の定着率の高い「フラットでオープン」な組織が創られた。

社員一人ひとりがやる気と素直さを持って自らの目標のハードルを高く揚げ、

仕事に注力できる環境を築きあげたのだ。

創意工夫の経営がこれからも続く。