「財界」2021. 11. 2号
決断と覚悟
システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
大企業と中小企業の格差は広がり、企業間の優劣が覆い隠せないほど歴然と表れる時代となった。
新しい時代を迎え各個人がしっかりと身を守り鍛え「一人ひとりに何ができるのか」という
テーマに対峙している。
企業経営を通して自分は社会にどんな貢献ができるか。
常に自問を続けるシステムセンターの髙松氏は、「決断と覚悟」の連続の中で生きてきた。
理想を求めて身を張って生きる。常に緊張感を持ち続ける人生である。同氏は経営について
大学や専門学校に入り師について学んだというのではない。学友や仲間と意見や考えを出し合って
相互啓発をしてきたというのでもない。すべて独学だ。
「わたしには完成形はないのです。だから自分で考え続けなければならないところで生きてきた。
信条は〝すぐやる、必ずやる、できるまでやる〞です」(髙松氏)
その生き様には今がある。ムーブメントにはスタイルがある。
けっして〝ぬるい〞生き方からは発生しない圧倒的なエネルギーは、内からのフィロソフィーの
噴出である。
しかし、そこには必ず〝想いやり〞が同席しているのである。