「財界」2013.1.1号

「人創り」を基本にプラス発想の自然体経営を

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

成熟企業といえども、従来通りに構えていたら、突然、奔流に

“のみ込まれる時代”がまさに現代である。

「M&A」(合併・買収)という言葉が飛びかう日々。

そんな中、“泰然自若”と自然体の経営をおし進めるのが、

本社を名古屋市中区栄のど真ん中に構える、システムセンターである。

髙松氏は同社を設立して27年間、アグレッシブな毎日を積み重ねてきた。

社長室を見れば、そのトップの姿勢が分かるとよく言われるが、

確かに、部屋に飾られた多くの写真からは、人脈の深さと広さ、

人を大切にする同氏の人柄が感じられる。

社長室のコンセプトは“くつろぎ”と“スピード”。

お客様をリラックスさせコミュニケーションを深める空間と、

全国から瞬時に情報が入るITモニター画面が数十台いつも稼動している。

素早くトップから指示が出せる仕組みだ。

同氏はいつも自然体である。

どんな時もどんな人とでも変わらず素直な自然体で接する。

そんな同氏に接して人も自然と素直になっていくのである。

愚直なまでに“人”を大切にし、“人”を基調とする自然体経営は

“押忍”(押し忍ぶ)の精神の発現でもある。