「財界」2007.04.10号

「もてなしの精神、頭でなく心で感じろ」


システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami

毎日がストレスと時間と体力との戦い。
何事にも優先順位をつけ合理的に算段する現代社会では人と会い、費やす時間も自ずと限られてくる。

しかし、いかに多忙でも、この人とは会いたい、時間をなんとか作り話したい、と思わせる経営者がいる。
こちらの心を見透かされているとわかっていながらも、心洗われる気持ちにする男、それがシステムセンターの高松修身社長である。

同氏は苦労人である。夢を大きく持ち続けている。明るくめげない。
時間に厳しい。スパッとした気風と決断力をかねそなえている。
「頭でなく”心で”」とよく言う。

高松氏の”心で”という言葉には汲めども尽きない泉のような深い含蓄がある。
「人が観ていなくても、また、義務や理屈でもなく、”心で”感じ、その人のために、今何ができるのか常に自問する」(高松社長)真っ向から相手のために、もてなしの精神で体当たりする高松氏。

何か、人と違ったマネのできない破天荒ぶりも人を魅了し、胸襟を自然に開かせる。
頭で考えるだけなら、できない言動も、”心で”だからこそ生まれるのか……。

野性味にあふれ、直感の鋭さを身上とする高松社長のDNAはシステムセンターの社員一人ひとりに確実に浸透していっている。