「財界」2013.5.28号

“合理的”なスキルアップシステムと

「情」の結びつき。そのバランスが重要

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

『今の時代』はまさに合理化とスピードの時代。

しかし、社会が成熟すればするほど、

人と人との「情」の結びつきが希薄になる傾向もある。

「勝ち残る会社とは―― 第一に、“情”の結びつきが強いこと。

第二に、他社を上回って技術力が高いことです」(髙松氏)

社員との関係づくりにおいて、距離を置くのではなく、社員に体を向けること。

さらに、適材適所を徹底し、嘘をつかない。

一視同仁、明るく嘘がないこと。

公平にして無私―― それが勝ち残る会社のトップには必須であり、

人と人の“情”の結びつきを強力なものにする基本であるとのことだ。

「あと、しいて言えば、中途半端な考えはせず、

部下に対して大いに得をさせる。

出す物は思いきって出す(笑)。

それと基本的に人が好きで信頼することですね」と、

ユーモアのなかにも、刺激的な言葉で人を引きつける同氏だが、

なぜかいつも、このトップと接していると人情深さを垣間見ることができる。