「財界」2016.5. 10号
どれだけ人に
「恩返しをしたい」と想えるか
システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
何事にも優先順位をつけ合理的に算段する現代社会では、
人と会い費やす時間も自ずと限られてくる。
しかしいかに多忙でもこの人とは会いたい、
時間をなんとか作って話したいと思わせる経営者がいる。
こちらの心を見透かされているとわかっていながらも心洗われる気持ちにする男、
それがシステムセンターの髙松氏である。
同氏は苦労人である。夢を大きく持ち続けている。明るくめげない。
時間に厳しい。スパッとした気風と決断力をかねそなえている。
「頭でなく〝心で〞」とよく言う。髙松氏の〝心で〞という言葉には
汲めども尽きない泉のような深い含蓄がある。
「義務や理屈でもなく〝心で〞感じその人のために今何ができるのか常に自問する。
人を利用しない。どれだけ人に恩返しをしたいと、想えるか」(髙松氏)
真っ向から相手のためにもてなしの精神で体当たりする髙松氏。
何か人と違ったマネのできない破天荒ぶりも人を魅了し胸襟を自然に開かせる。
野性味にあふれ直感の鋭さを身上とする同氏のDNAは、
システムセンターの社員一人ひとりにも浸透している。