「財界」2008.06.24号

「自分という絶対的な座標軸が重要」


システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami

IT革命の第二ステージの現代。ユビキタス社会を迎えて、大きな転換期にある日本。
これほどまでに不確実な時代の中で確実なものは見当たらない。
人生の時間は有限であると強く感じる時代である。

情報の渦の中に生き、複雑な人間関係、会社組織の中で戦い、毎日が過ぎ、生き苦しく感じる時もある。
銀のスプーンをくわえて生まれてきたとしても、どんなに風光明媚な場所で暮らしていたとしても、難事の連続であるという人生の本質や、この世で生きることの辛苦から逃れることはできないのだからこそ、

「〝自分〟という絶対的な座標軸が重要なのである」(高松修身社長)

この座標軸とは、あくまでも自分のものさしであるという点に強みがある。
世評や人気といったような他人を介在するものさしでなく、浮世の表面的なこととは関係もなく、自己の体験から生まれた独自の軸なので揺らぐことなく自分を内側から支えてくれるものである。
絶対的な座標軸の存在がその人にとって、生きるということの決め手にもなるのだ。
いかに多くの事を体験し、もまれ、苦しみ、そしてそんな中から自信や力強さが生まれてくる。〝独自の軸〟がものをいう時代である。