「財界」2019.11. 5号
三つの〝人の信頼〞
システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
システムセンターは一九八六年創立。八名でのスタートだった。
その八名でのスタートは、後の〝信頼経営〞のスタートでもあった。
人心を掌握し人をまとめる力には自信がある髙松氏も
ITシステム開発の新会社には大きく三つの〝人の信頼〞を
強固なものにしていかねばならなかった。
ひとつは言うまでもなく我が城であるシステムセンター八名の結束。
ふたつめは高いスキルとすぐれたSE技術者、そして三つ目は顧客であった。
「強い結束の八名が、優秀なSEの人材集めと顧客との人間関係、
信頼関係を創るべく走り回った。」(髙松氏)
名も実績もない会社の一人ひとりの捨て身の営業と情報収集が、
顧客の琴線にとどき仕事の発注が決まりだした。
苦難の末に光明を見出し〝契約が持続〞する仕事が増えるとともに、
〝顧客から声がかかる〞会社へと次のステップを定めることとなる。
まさに〝信頼の経営〞と言われる由縁の軸が生まれたのである。