「財界」2020.2. 12号
決断と覚悟
システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
大企業と中小企業の格差は広がり、
企業間の優劣が覆い隠せないほど歴然と表れる時代となった。
新しい時代を迎え各個人がしっかりと身を守り鍛え
「一人ひとりに何ができるのか」というテーマに対峙している。
企業経営を通して自分は社会にどんな貢献ができるか。
常に自問を続けるシステムセンターの髙松氏は、
「決断と覚悟」の連続の中で生きてきた。
理想を求めて身を張って生きる。常に緊張感を持ち続ける人生である。
同氏は経営について大学や専門学校に入り師について学んだというのではない。
学友や仲間と意見や考えを出し合って相互啓発をしてきたというのでもない。
すべて独学だ。
「わたしには完成形はないのです。
だから自分で考え続けなければならないところで生きてきた。
信条は〝すぐやる、必ずやる、できるまでやる〞です」(髙松氏)
その生き様には今がある。ムーブメントにはスタイルがある。
けっして〝ぬるい〞生き方からは発生しない圧倒的なエネルギーは、
内からのフィロソフィーの噴出である。
しかし、そこには必ず〝想いやり〞が同席しているのである。