「財界」2020.4. 8号
花をささえる幹、幹をささえる根、
地道な根は見えない
システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
現代社会のキーワードのひとつに〝自己責任〞という言葉がある。企業も個人も自分の身は自分で守
る時代を迎えたということでもある。そんな時代の中、克己復礼(こっきふくれい)を旨としている
髙松氏のリスクヘッジは目を見張るものがある。
十分に時間をかけた上で思い切って実行するその行動力には〝スピード〞と〝異大な発想〞それに
強い信念が伴う。その言動、スピードには幹部たちも時に煙に巻かれてしまう。
同氏は常に社内、社外、同業他社、モノのトレンドに敏感でその洞察力を強力な武器としている。
一見すると無手勝流のようにも見えるがよく見れば人をささえる「人間味」と「技術力」を根底として
成長させ、各コンピュータ技術と設計技術が有機的に統合される複合技術(マルチエンジニアリング)
を開発し確立した。それはまさに周到な発想による経営戦略と〝地道な根〞に徹した理念に基づく
進展である。地道に人をささえるシステムセンターの「人間味と技術力」の融合が、
顧客からの「信頼の根」を産み出している。