津和野便り ~ 深秋 ~

津和野も秋の深まりを感じさせる風景に変化してきました。

そんな津和野では柚子の収穫季節を迎えました。

きれいな空気と美味しい水をたっぷり吸って、元気な柚子が育ちました。

今年は全体的に豊作で生い茂った濃い緑の葉の間から

きれいな黄色の柚子があちこちに実り、とても華やかです。

柚子は、木にならしたまま霜が降りると実が腐ってしまうので、

穏やかな天候を祈りながら駆け足で収穫します。

柚子風呂、鍋物にゆずぽん、お吸い物の香り付け、

柚子味噌と色々な楽しみ方ができる柑橘です。

その中から地元の方に柚子の蜂蜜漬けを作ってもらいました。

美味しく食べる為には、約1ヵ月ほど寝かせてからと、

アドバイスがあったので、ここは味見をグッと我慢。

今から完成するのが楽しみです。

さて、11月15日に太鼓谷稲成神社で御神幸祭(ごじんこうさい)と呼ばれるお祭りが行われ、

殿町通りにも屋台などが並び大変な賑わいをみせていました。

同日午前に島根県西部(石見地方)に伝統芸能として受け継がれている

石見神楽(いわみかぐら)と呼ばれる舞(まい)を観賞させて頂きました。

華やかな衣装や表情豊かな面を身につけた人々が、太鼓や笛の

お囃子(おはやし)に合わせて悠々と舞う姿は、観る者を魅了し神話の世界に誘いこみます。

ぜひ一度ご覧になって頂きたいと思います。