「財界」2009.04.07号
「ITと農業の融合が人材を育成する」
システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
IT化が進む現代社会においてIT技術が不可欠である一方で、その偏りが様々な弊害を生んでいる。
昨今、農地利用が見直され、再びその価値にビジネスチャンスを見出す動きが広がっている。
背景には人口増加や土地不足に伴う食料危機の到来が挙げられる。
また社会全体を見渡すと、若年層の職業訓練の必要性が叫ばれるようになった。
このような地球環境情勢、社会情勢を鑑み、システムセンターはIT技術と農業の融合プロジェクトを進めることになった。
農業という自然労働に従事し体験しながら、IT技術習得を図ってゆくことで、人間味溢れ、たくましい人間に成長することをねらったプロジェクトである。
システムセンターでは、そのような観点からITと農業の融合を重視し、社会で本当に必要とされる人材育成に取り組んでゆく。
「若者に勇気と希望を与え、多くの人に農業に関わる安心感を生みだし、地球環境向上に貢献したい」(高松社長)。不況の今だからこそ”チャレンジ精神”が燃えると気をはく。