「財界」2019.2. 12号
「人情の機微」を知る上昇志向集団へと
システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
システムセンターの髙松氏は人の話に熱心に耳を傾ける。
その姿は謙虚で、時には刺激的なユーモアをまじえながら応答し、時間のたつのを忘れさせる。
幼少の頃から厳格な父に、「男は後ろに引くな」と叩き込まれた。
高校を卒業後、鳳啓助氏の内弟子に。
NHKの漫才コンクール新人賞を受賞。
きびしい師弟関係の世界に身をおき、日々多くの人と出逢いいろいろな経験をしていく中で、
その場の一時的なお笑いだけでなく、日常的に人を笑わせる(幸せにさせる)ような
もっと深い人間の根本的なものに触れていくようになる。
8年間いた漫才界から身をひき、その後もたくさんの「人情の機微」に触れ、
1986年3月、名古屋でマンションの一室を借りて8人でシステムセンターを設立。
先頭をきって突っ走る髙松氏の背中に、人は何かを感じながらその背中を追っかける。
同氏が放つ不思議な魅力に一人、また一人と引き寄せられいつしか
盤石な上昇志向集団が生まれた。
どんな分野であれ「人情の機微」を知る同氏だからこそ自分自身のみならず、
周りの魅力をも引き出せるのだろう。