「財界」2011.11.15号
〝自分という絶対的な座標軸〝が重要
システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
大きな転換期にある日本。
これほどまでに不確実な時代の中で確実なものは見当たらない。
人生の時間は有限であると強く感じる時代である。
ならば、有意義に人は生きねばならないが、頼るべき情報はどこにあるのか。
世界中を様々な情報が駆けめぐっているが、それに振り回され、
あるいは付和雷同していては、何を決めることもできない。
競争者は無数にいる。
必要な情報を的確に、迅速に取り込み、それに従って、決然と行動するのが経営者だ。
だからこそ、「〝自分〝という絶対的な座標軸が重要なのである」(髙松修身氏)。
この座標軸とは、あくまでも自分のものさしであるという点に強みがある。
世評や人気といったような他人を介在するものさしでなく、
浮世の表面的なこととは関係もなく、自己の体験から生まれた
独自の軸なので揺らぐことなく自分を内側から支えてくれるものである。
絶対的な座標軸の存在がその人にとって、生きるということの決め手にもなるのだ。
いかに多くの事を体験し、もまれ、苦しみ抜くか。
そんな中から自信や力強さが生まれてくる。
まさに〝独自の軸〝がものをいう時代である。