「財界」2015.4.7号
「人創り」を基本にした
プラス発想の自然体経営
システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
成熟企業といえども従来通りに構えていたら突然、
奔流にのみ込まれる時代がまさに現代である。
「M&A」(合併・買収)という言葉が飛びかう日々。
そんな中〝泰たい然ぜん自じ若じゃく〞と自然体の経営をおし進めるのが、
本社を名古屋市中区栄のど真ん中に構えるシステムセンターである。
髙松氏は同社を設立して二十九年間、アグレッシブな毎日を積み重ねてきた。
社長室を見ればそのトップの姿勢が分かるとよく言われるが、
確かに部屋に飾られた多くの写真からは人脈の深さと広さ、
人を大切にする同氏の人柄が感じられる。
社長室のコンセプトは〝くつろぎ〞と〝スピード〞。
お客様をリラックスさせコミュニケーションを深める空間と、
全国の拠点から瞬時に情報が入るITモニター画面が数十台いつも稼動している。
素早くトップから指示が出せる仕組みだ。
同氏はいつも自然体である。
どんな時もどんな人とでも変わらず素直な自然体で接する。
そんな同氏に接 して人も自然と素直になっていくのである。
愚直なまでに〝人〞を大切にし〝人〞を基底に置く自然体経営は
〝押忍〞(押し忍ぶ)の精神の発現でもある。