「財界」2011.08.23号

会社は戦場、リーダーは狼たれ

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

いつの間にかこの社会には「利害得失」だけを価値基準にする

「ギブ・アンド・テイク」の風潮が蔓延してしまっている。

一方、こうした風潮に抗い、バーチャルでなく

生身の人と人の会話から生まれる「エネルギー」や「癒し」といった力を信じ、

実践しているのがシステムセンターである。

このような姿勢、言い換えれば一人ひとりが一人ひとりに

畏敬の念をもって対する姿勢が社員全員に徹底され共有化されている。

「言霊のキャッチボール」や「人情」が会社を社会にとって

必要かつ必然の存在としての共同体に昇華するのである。

それは人と人との関係、人と組織の関係の浄化へと連なり、

組織の「スピード」をも生む。

髙松修身氏が人を惹きつけてやまないのは、

人の琴線に触れる情の持ち主であること、

堅忍不抜の精神力、勇猛果敢な行動力、

一言で言ってしまえば、その「生き様」にあるようだ。

「物心ついたときから真実だけを貫いてきた。つまり誰に対しても

自分が正しいと思ったときは絶対に〝バック〝しない」

これが髙松氏の生き様だが、それは、彼が統率する同社の

「生き様」に結晶しているのである。