「財界」2013.11.5号

「人間味」と「技術力」の結合が生む信頼

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

2013年は世界的にもお金や技術、力というこれまでの価値観を転換し

人間の叡智を回復することが決め手となっていくであろう。

この点では経済の豊かさだけでは本来の幸せにはならないことを

深く体験した日本だからこそ開ける道がある。

現実を生み出す基にある「心や志」の働きの重要さを再確認することが本当の出発点だろう。

現代社会のキーワードの一つとして〝自己責任〞という言葉が強調される。

企業も個人も自らの力で我が身を高め、発展させる時代を迎えたということである。

「そういう時代に人を引きつけるのは、

琴線に触れホロッとさせる人情の厚さそしてその〝生き様〞にあるだろう。

何よりも誰に対しても自分が正しいと思った時は絶対に〝バック〞しない」。

これはシステムセンター、髙松氏の確乎不抜な生き様である。

さらにつけ加えれば「人間味」と「技術力」をさらに成長させ各コンピュータ技術と設計技術が、

有機的に結合される複合技術(マルチエンジニアリング)開発を確立させる

周到な経営戦略に基づく進展が根底にあることが分かる。

「人間味と技術力」の融合の追求が顧客に「信頼」され続ける秘密のようにも見える。