「財界」2015.3.10号
人間の価値を決める基準は〝誠実さ〞
システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
システムセンターの最前線で常に陣頭指揮を執り、
同社を発展させてきた髙松氏は「人」を大切にし、
「礼」に報いる「心」の経営を徹底的に貫いてきた。
「人間の価値は〝誠実〞さにあると考えます。卑しくないこと。
謙虚であること。真面目であること。すべて〝誠実〞さに通じると思います。
例えば、苦情をうけたとき誠実さをもち対応すれば『縁がむすばれる好機』へと進展します。
必ず一つの機会として活きてくるのです」(髙松氏)
その結果、社員一人ひとりがやる気と素直さを持って自らの目標、
ハードルを高く掲げ仕事に注力していける。
社員に誠実、誠意を尽くせと求めるのは、それが社員個々の自己革新に直結するからである。
さらにその自己革新が集積すれば、その力は大河となって会社を動かす原動力となる。
自己革新による人材育成と、エキスパートとの相乗効果が組織を結束させる。
誠実さを尊ぶトップの経営理念こそ、同社躍進の大きなバネとなっている。