「財界」2015.2.24号

〝人に任せる〞それは〝信頼〞のなせるワザ

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

日々心身ともに消耗し疲れきってしまうほど、1年365日が合戦だという経営トップがほとんどだ。

しかし、それでは身がもたない。自社の浮沈にかかわる経営戦略を練る余裕もないだろう。

だからこそ、トップの分身を創り〝任せる経営〞〝任せる分野〞をうまくコントロールできれば、

こんな力強いことはない。

会社を大きく前進させられるかどうかは、トップが組織に〝信頼〞できるキーマンを創り

〝任せる〞ことができるかどうかにかかっている。

「自分より一つすぐれたものをもつ人にその分野をすべて任せる。

任せなければ企業は発展できない。

各部門に少なくとも一人、信頼できる〝人〞が陣営を強く固めているのが望ましい。

真に〝信頼〞し〝任せられる〞人がいれば組織は磐石です」

「私は私同様にその人を信用しています」(髙松氏)

人の器の大きさ、深さを感じさせる同氏は自然体で日々を送る。

今日も信頼できる仲間と共に〝嘘をつかず〞〝一歩一歩ていねいに〞をモットーに真剣に

一日一日を生きている――そんな男の背中を社員に見せる同氏である。

 

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