「財界」2015.8.21号
〝合理的〞なスキルアップシステムと
〝情〞の結びつき。そのバランスが大事
システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
今の時代はまさに合理化とスピードの時代。
しかし社会が成熟すればするほど、人と人との「情」の結びつきが希薄になる傾向にもある。
「勝ち残る会社とは――第一に〝情〞の結びつきが強いこと。
第二に他社を上回って技術力が高いことです」(髙松氏)
社員との関係づくりにおいて距離を置くのではなく、社員に体を向けること。
さらに適材適所を徹底し嘘をつかない。
一視同仁、明るく嘘がないこと。
公平にして無私――それが勝ち残る会社のトップには必須であり、
人と人の〝情〞の結びつきを強力なものにする基本であるとのことだ。
「あと、しいて言えば中途半端な考えはせず、部下に対して大いに得をさせる。
出す物は思いきって出す(笑)。
それと基本的に人が好きで信頼することですね」と、
ユーモアのなかにも刺激的な言葉で人を引きつける同氏だが、
なぜかいつも、このトップと接していると人情の深さを垣間見ることができる。