「財界」2017.10. 17号

『考えるな! 感じろ!』

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

毎日がストレスと時間と体力との戦い。

優先順位をつけ合理的に算段する現代社会。

人と会い費やす時間も自ずと制限されてしまう。

いかに多忙でもこの人とは会いたい、

時間をなんとか作って話したいと思える経営者がいる。

こちらの心洗われる気持ちにさせる男が、システムセンターの髙松氏である。

同氏は苦労人である。夢を大きく持ち続けている。

明るくめげない。時間に厳しい。スパッとした気風と決断力をかねそなえている。

「頭でなく〝心で〞」とよく言う。

その〝心で〞とは、近頃の基準でいえば、むずかしい。

しかし、味読すれば汲めども尽きない泉のような深い含蓄がある。

「人が観ていなくても、また義務や理屈でもなく〝心で〞感じ

その人のために今何ができるのか常に自問した」(髙松氏)

計算で当意即妙(とういそくみょう)を見せつけるのでなく、

文字通り真裸になり、相手のためにもてなしの精神で体当たりする。

まさに、『考えるな! 感じろ!』である。

マニュアルやテキストに頼るのではなく、

野性味ある直感の鋭さも武器とする同社のDNAは、

社員一人ひとりにも伝わっていく。