投稿者「c15tdrd4」のアーカイブ

「財界」2020. 11. 18号

〝努力〞と〝ひたむきさ〞

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

成熟企業といえども、のんびり構えていたら突然、情け容赦のない奔流に〝のみ込まれる時代〞が

まさに現代である。スマホ人気で急上昇する企業も多々あるが、それが本当に長続きするかどうか

は経営者の資質と事業の基軸にかかわること、まさに、努力とひたむきさが人を動かす。

だからこそ企業モラルを徹底させ、愚直なまでに〝人〞を大切にし〝人〞を基調とするのが

システムセンターである。

〝ものごとは徹底してやれ〞

「ものごとを徹底してやるということは、やることに確信がある証拠。やることに迷いがなく、

やるときは徹底してやる」(髙松氏)

事業の発想や展開方法、人の登用の仕方にもそのポリシーが反映していて、人を大切にすることを

社是として、これを徹底する点でも迷いは一切ない。

人を根底において事業を開発していこうとする姿勢と発想に、その心があらわれている。

いつの時代でも〝人〞の経営が最後には勝つと信じている同社である。

「財界」2020. 11. 4号

技術の前に「人」があり

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

人材育成のためには「あらゆる投資をおしまない」。これがコンピュータシステム関連アウトソーシング

を手掛けるシステムセンターの人材戦略の根源だ。顧客に信頼される人材の育成こそ

企業競争力の源泉。同社であれば優秀な技術者育成に力を注ぐことこそ成長の要諦となる。

1986年名古屋で創業し東海地区から東京、大阪、中国・上海にも進出した。

だが創業はたった8名からのスタートだった。その陣頭指揮をとりつづけているのが髙松氏である。

「新時代はソリューションがテーマだ。より新しい技術やノウハウだけでなく、たゆまざる問題発見と

解決策が提案できてこそ時代が求める技術者だ」(髙松氏)

そのためには特にIT技術を含め新時代の技術習得と技術者能力の開発が大切であり、

プロ技術者集団の育成にあらゆる投資を集中し顧客の期待に応えてこそ企業競争力は高まる。

技術の前に人があり、人の成長があってこそ技術力の成長がある。それこそシステムセンターが

成長してきた秘訣であり、守るべき理念だと言えるだろう。

「財界」2020.10. 21号

「仕事は人格」

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

情報管理体制は万全であろうか? 

セキュリティシステムやハード面だけにどれだけ注力しても、それを運用する人間の教育と管理の

徹底した並行対策が行われない限り情報の漏洩は絶対に防げない。その危険から企業や人を

守るためには、ハード面だけでなく〝ソフト面〞すなわち「人」の教育と管理の追求が最重要にして

不可欠である。

人の心のひ・だ・ にまで届く関係、組織を誇るのがシステムセンターである。

社員一人ひとりが職場は「人生の道場」「仕事は人格」という認識を強く実感。お互い切磋琢磨し

パワーがよりふくらむゆえに、盤ばん根こん錯さく節せつをものりこえて解決していく利器として、

組織力、人間力をもつ。

「職場は〝受け身〞の場ではない。自ら自己を〝成長〞させる場。自己の創造は生き方の追求から

生まれる。そういう根本、人の最も基本であるものを大切にできる組織にしたい」(髙松氏)

こうしたトップの志向を深きところにある根とし、幹は成長、葉は繁る。同社はそういう会社である。

「財界」2020. 10. 7号

覚悟

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

世界経済には産業構造作り替えの大波が押し寄せている。しかし、こうした時代の流れを見つつも独立独歩、自助努力の効く会社にしようと精魂を傾けてきた髙松氏。

その基盤を一言で言えば、髙松氏の「自分にも他人にも決して嘘をつかない」という精神が会社の根幹として脈々と根付いていることである。

取引先に対し正直な対応をするという事から非常に大きな信頼を得、安心感を与える事により仕事の依頼が増えていく。

その半面、相手が取引先であっても自分が正直な姿勢を貫いているという確固たる信念の下、決しておもねる事なく守るべき一線を頑なに守ることにより取引先との真剣味ある絆を維持している。

ともすれば取引先の意向に押しつぶされていく企業が多い中で、同社が健全な経営を押し進めている原動力がここにある。

「何事も中途半端はだめ。真剣勝負。商いの切っ先はどこまでも鋭く、深く。ここぞと見極めたら間髪を容れずふみこむ。ここで必要になるのが経営者の〝覚悟〞です」(髙松氏)

「財界」2020.9. 23号

直感的本能

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

1986年、愛知県名古屋市で産声を上げたシステムセンター。その最前線で常に陣頭指揮を執り、

着実に拡大路線を成功させてきたのが髙松氏である。元漫才師という異色の経歴の持ち主であり、

乱世から伸(の)し上がってきた創業者だけが持つ人間力を漂わす。

若い頃から独立心おう盛で早くから親元を離れ、それ以後の破天荒なエピソードも数知れない。

企業経営という表舞台に登場したのは三十三歳の時だった。

社員を鼓舞し喜びを共にする経営者であり、しかも人を魅きつける磁場を発する。

彼の周りにはいつも有能な人材、エキスパートが集まる。

「僕はただその人から〝感じるもの〞によって動くだけ。誰のまねでもなく自分の経営スタイルで

やってきた。数字ではない。感じ合えることで、その人との繋りに100%のエネルギーを使って

きたし、これからも使っていく。変わることはないです」(髙松氏)

その人間を基軸とした信念こそ同社躍進の大きな牽引力である。

「財界」2020.9. 9号

「人に迷惑をかけない」「約束は守る」

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

既存の価値体系が崩れ去り手本のない時代、正解のない時代といわれている現代においては

「強いリーダー」「夢を共感できる」という二つのキーワードが必要のように思われる。

システムセンターの陣頭指揮をとる髙松氏にはピリッと一本張りつめた空気が感じられ、

一糸みだれぬ統率力をみせる。

髙松氏と接する人々はまずその破天荒さに驚き、その気きっぷ風のよさに惚れ込む。

それは人生の苦労も人情も機微もかみわけた男が感じさせる〝人間力〞なのかもしれない。

「壁があったら自分からぶつかっていく。ぶつかって生きていたら自分はまだいけると自信が持てる。

常に改革者の心でありたい。ただしそこには、『人に迷惑をかけない』『約束は守る』という

人間が生きていくための重要な基本があると思っています」(髙松氏)

コンピュータのソフト開発という最先端の業務でありながらも、人財・の重要性を知り人情の機微を

大切にしてきたのは、やはり過去の経験が蓄積されて人生の軸を創ったからだろう。

人生の基本軸に徹底的に忠実であるからこそ「前向きに明るく」生きられるのかもしれない。

「財界」2020. 8. 26号

〝道〞

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

世界経済の変動。時代の流れに一喜一憂せず、翻弄されず、自助努力の効く会社にならないと

いけない今、根はしっかりと太く強く伸びている会社を目指すシステムセンターは高い技術力、

スキルアップに注力してきた。

同社の髙松氏は「人生は自己責任。不満の原因は我にあり。人生は待ってたらあかん

自ら【道】を切り開け」と手厳しい。また「みち」という言葉を好みよく使うのが同氏。

「道」とは仁道(じんどう)であり、商道であり、武士道である。人として守るべき道、

企業人として精励すべき道、武士として恥じざる道。いずれも現代人が軽視し省みること

少なくなった日本人古来の美徳である。

「みち」という深い意味を根底におき「高い技術」と「志」のマッチングが

システムセンターの神髄でもある。

「道無き道」をゆく同社はまた新たな【みち】を自ら切り開き、突き進んでいく。

「財界」2020.8. 5号

〝自分〞という絶対的な座標軸

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

世界は大きな転換期にある。

世界中を様々な情報が駆けめぐっているがそれに振り回されていては何も決めることができない。

競争者は無数にいる。必要な情報を的確に迅速に取り込み、それに従って決然と行動するのが

経営者だ。だからこそ「多様な情報にふりまわされない〝自分〞という絶対的な座標軸が重要

なのです」(髙松氏)。

この座標軸とはあくまでも自分で築きあげた、ものさし、基準であるという点に強みがある。

世評や人気といったような他人を介入させるものでなく、浮世の表面的な事とは関係もなく、

自己の体験から生まれた独自の軸なので揺らぐ事なく、自分を内側から支えてくれるものである。

絶対的な座標軸の存在がその人にとって生きるということの決め手にもなるのだ。

さらには、その人の下にある企業の命運をも決するのだ。

いかに多くの事を体験し、もまれ、苦しみ抜いたか、そんな中から自信や力強さが生まれてくる。

まさに〝自分という独自の軸〞がものをいう時代である。

「財界」2020.7. 22号

〝一瞬の勝敗〞

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

〝合理性とリスク〞〝拡張と消滅〞が背中あわせの時代に、徒手空拳でのし上がってきたのが

ソフトウェア開発を手掛けるシステムセンターだ。その特徴として挙げられるのはシステム環境別に

細分化し、生産性などの向上を追求しながら、ユーザーの環境に応じて瞬時に対応できるようにした

同社独自の体制づくりがある。

また〝社長〞が〝天職〞という髙松氏の信念は〝その一瞬にこそ、巻き返しのチャンスあり〞。

「勝っている時は油断が生まれるが、負けている時にあきらめなければ、必ず巻き返しのチャンス

がほんの一瞬だけ生まれる。そのほんの一瞬をものにするかしないかが勝負を分ける。

成功と失敗を分けるのは、紙一重の差しかない。企業においても、個人一人の生き方においても

まったく同じことがいえます」(髙松氏)

ほんの〝一瞬の勝敗〞

それは、波乱の半生を歩んできた髙松氏の生き方の反映かもしれない。

「財界」2020. 7. 8号

理念を濁らせることなく
〝人生目標と夢”をもてる集団にしたい

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

今の時代を生き感じることはIT社会の便利さと合理性。

それでいて人と人のつながりは希薄化し、何かが失われていると痛感する現代。今一度、

人としての心の本質を見つめることが現代にはとても大切な問題ではないだろうか――。

「本物技術」の追求をテーマに、一人ひとりの“人間力”と一糸乱れぬ盤石な“組織力”を誇る

システムセンターは、名古屋のど真ん中に本社の陣を敷く。

礼儀と素直さを基調とした真剣勝負の毎日は、筆舌に尽くしがたいが、ただ一つ言えることは

“輝いて生き生きしている会社”であるということだ。「強い会社にするには心を感じる事ができる

トップの生き様・姿を見て人の和ができ、良き方向へ脱皮していく。その結果人生目標と、夢を

もてる人の集まりになっていく」(髙松氏)

確かに人と人、企業と企業も、計算ずくでつき合うだけで、そこに誠実さが欠ければメッキが

はがれるのは時間の問題である。

なぜ“輝き生き生きしている会社”であり続けられるのか?

今後も注目していきたい企業である。